母の涙と私の涙 


「親なのに何にもしてやれない。
           ごめんね、ごめんね」


電話の向こうの母は泣いていた。
妊娠したこと、安定期に入ったこと、羊水検査を控えていること。
そして、不妊治療のこと、流産のこと。
一気にこれまでのことを伝えた。
何度も何度も「良かったね」と妊娠したことを喜んでくれた。

以前、不妊治療をしていること、両親にも話していないとブログに書いたことがあった。
多くの方から両親には話した方がいいとメールやコメントを頂いた。
でも、話さなかった。
やっぱり、話せなかったんだ。

母は父の介護で家を離れることが出来ない。
老老介護は体力的にも精神的にも負担が大きい。
いっぱいいっぱいの日々の中、「早くお迎えが来てほしい」と言った母。
流産を繰り返しているなんて、とても言えなかった。
一人で頑張っている母に今以上の負担をかけたくない。
元気で楽しく暮らしていると思ってて欲しかった。

不妊治療は辛かった、大変だった。
でも、赤ちゃんが産まれたら、母の希望になるんじゃないかと思ったりしていた。
成長を見たいって思ってくれるはず。
母に赤ちゃんを抱いて欲しい。


大喜びした後、母は言った。

「産まれたら手伝いに行きたいけど、行けない。
 赤ちゃんの顔を見に行きたいけど、行けない。
 親なのに何にもしてやれない、ごめんね、ごめんね」


「大丈夫! そんなの最初から分かっていたことだから」
って、言ったけど、次の言葉で泣けてきた。

「大きなお腹、見たかったなぁ」

?!

全然、頭に無かった。
産まれたら赤ちゃん連れて帰るつもりだったけど、そっか…
私の妊婦姿を見たいって。
そこまで考えてなかった。
母の思いが嬉しくて、
でも、その思いに応えられなくて、涙が出た。
前回の検診で「胎盤が低め」だと言われている。
安定期でも帰ることは出来ない。
私の方こそゴメンね、傍に居てあげられなくて。
赤ちゃん連れて帰るから、待ってて。

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プロフィール

noco122

Author:noco122
不妊治療3年半、45歳で女児を出産。何度も何度も諦めようかと悩みながらも頑張って良かったと思っています。初めての子育て、高齢ママには体力的には厳しいですが、楽しい毎日を送っています。

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